超音波(エコー)での乳児股関節検診を行っています
超音波での乳児股関節検診を行っています(※平日のみ,,土曜日は行っておりません。)
当院では赤ちゃんの股関節検診をできるだけ安全に行えるように超音波(エコー)を使用しております。これまで行われてきたレントゲン検査では骨しか描出することができず、軟骨成分が多い赤ちゃんでは判断が難しく、超音波診断の方がより正確に診断が可能となります。また、放射線をできるだけあびずに検査できるということも大きなメリットです。
次のような赤ちゃんは、エコーでの発育性股関節形成不全(以前は先天性股関節脱臼と言われていました)のチェックをおすすめします。
① おむつ交換の時に、足の開きが悪い、ぽきぽき音がする。
② 1か月、4か月健診で「股関節が硬い」と言われた。
③ 足の長さに左右差がある
④ 太もものしわに左右差がある
⑤ 血のつながった方に股関節の異常を指摘されたことがある。
(⑥ 冬生まれの女の子)
※平日のみの検査になります。土曜日は行っておりません。予約制ではありません。詳細についてはお問合せください。
発育性股関節形成不全(以前は先天性股関節脱臼と言われていました)とは?
生後数か月の間に股関節が脱臼した状態です。全体的には減少しているのですが、近年1歳を過ぎて(歩行開始以降)から見つかるというケースが増えてきていることが問題になっています。
発育性股関節形成不全の症状は?
痛みなどの自覚症状はありません。脚の長さが違ったり、太もものしわの数が違う、足の開きが悪い(おむつ交換の時に足が開きにくい)などが症状です。
発育性股関節形成不全の治療は?
早期発見早期治療が最も大切です。早期に発見することができれば、装具などを利用して治療することが可能です。しかし、発見が遅れてしまった場合、治療が難しくなってしまい、手術などの治療が必要になってしまうことがあります。健診などで指摘を受けた場合は速やかに検査を受けることを強くおすすめします。