リハビリテーション

当院では「地域に根ざした医療」を理念にリハビリテーションを行っております。
病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある方に対して、専門の理学療法士よる1対1での運動療法や、温熱・電気・水・光線などの治療機器を用いる物理療法を行っております。

運動療法とは

運動療法には、関節の可動域訓練（関節の動きを良くする運動）・ストレッチ・手や足、体幹の筋力訓練（筋トレ）・歩行訓練などがあります。
専門の理学療法士が患者さまに適した運動療法を行います。また、自宅で行っていただく運動を指導させていただき、症状の改善、維持、予防を患者様と共に目指します。

理学療法の対象

●整形外科疾患の方
骨折・靱帯損傷・脱臼などの外傷・変形性関節症（人工関節置換術後の方も含む）・肩関節周囲炎・肩腱板損傷・リウマチ・ヘルニアなど
 
●スポーツ疾患の方
野球肩・野球肘・腰椎分離症・オスクッドシュラッダー病・シンスプリント・足関節捻挫など

理学療法の流れ

受付 → 診察 → 理学療法の処方 → 理学療法
 
当院の理学療法は「予約制」となります。
患者さまのご都合に合わせて9：00～11：40、16：00～18：40の間、1単位20分で調整させていただきます。

訪問リハビリテーション

当院では、介護保険認定（要支援1・2、要介護1～5）を受けられている方を対象に自宅に訪問させていただきリハビリを行っております。
自宅での日常生活動作等の改善を目的に、ご本人、ご家族、ケアマネージャーなどと目標を設定し達成できるよう共に頑張っております。ご質問がある方はいつでもご相談下さい。（医療保険での訪問リハビリテーションはおこなっておりません。）

物理療法

●低周波治療器
低周波治療は、周波数1～999Hzの電流を体に流し、その刺激により痛みの緩和を目的としています。痛みの神経に作用することによって鎮痛効果が期待されます。
 
●干渉波治療器
干渉波治療は、心地よい電気刺激（中周波領域のため）により、痛みの緩和を目的としています。電気刺激により筋肉を収縮させ、そのポンプ作用により血流を促進させて痛みの物質を取り除く作用により鎮痛効果が期待されます。
 
●SSP療法器
SSP治療器とは、ごく狭い範囲にパルス刺激を与えます。それにより、血行を良くし鎮痛・消炎効果が期待でき、頚部や背部痛などに効果があります。
 
●マイクロサーミー
マイクロ波を患部へ照射し、体の表面ではなく深部を温めることによって温熱効果を得るものです。痛みの軽減、筋スパズムの軽減、局所の循環の改善の効果が期待されます。
 
●牽引療法
頸椎、または腰椎を機械的に牽引し、関節の離開、椎間板脱出の減少、軟部組織の伸張、筋弛緩、マッサージ効果による循環促進などの効果が期待されます。
 
●メドマー
加圧、除圧を繰り返すことで、空気圧により下肢（足）のマッサージ作用があります。この空気圧ポンプにより循環促進の効果もあり、浮腫みや筋肉の疲労回復等にも効果があります。
 
●エルゴサイザー
荷重量の軽減を図り、関節の負担を少なく有酸素運動ができるようになります。そのことにより筋力強化を促します。